LeanUX Circle #2に参加してきた 2014.7.23
去る7月23日に、LeanUX Circleの2回目に参加しました。
今回はリクルートライフスタイルさんがモデレーター。丸の内のメッチャおしゃれな高層ビルが会場でした。
テーマは「LeanUXに取り組む意義」プロセスとしてはある程度浸透してきている私にとって改めて考えるとってもいい機会になりました。
リクルートライフスタイル筒井さん、鹿毛さんより取り組みの共有
まずは筒井さんのお話。
- サービスの成長フェーズごとにプロダクトをわけている。UXDはゼロイチのものと、再成長のところで重要になっている
- 今は新規サービス立ちあげを型化している(今年3月〜)
- スピード早く低コストで創るミッションからLeanUXに取り組み「早く、小さく、たくさんの失敗を先取り」
- 世の中にリリースしなくてもわかることは早めに検証してしまう
- アウトプットは質よりも量を重視
特にUXDを初期と再構築の際に取り入れるというお話と、サービス立ち上げのスキームを型化しているというお話が印象に残りました。
続いて鹿毛さん。最近携わられたプロジェクトでどのようにLeanUXの要素をいれていったかのお話でした。
ユーザーテストの話が特に印象的で、必ず録画をすること、エンジニアにも同席してもらうことなど勉強になりました。
LeanUXに取り組む狙いと、取り入れた効果
その後はチームに分かれてディスカッションをしたのですが、私のチーム内で話にあがったことで特に印象に残ったことはこんなかんじ。
狙いと取り組み内容
- チームを巻き込む
- デザインスタジオを取り入れる
- 個人ワークタイムとチームワークタイムを分けてみんなが参加しやすくする
- ミーティングは基本全員参加
- LeanUXプロセスをギャッと2時間くらいで通してみんなの血肉にする
- ユーザーを巻き込む
- 聞けるものは聞く
- カジュアルにユーザーに聞ける環境や関係をつくっておく(特に既存サービス)
- ファン(コアユーザー)を巻き込み、むしろチームの一員として一緒につくり上げる感じに
- 早めに表面化させる
- ペルソナやジャーニーマップなどはとにかく壁に貼って見える化する
- とにかくアウトプットを出すことにこだわる、集中する
効果
- 仮説に自信が持てる。あるいは筋のいい仮説が建てられるようになる。
- チーム全員で初期から取り組むから、コミュニケーションコスト減る。
- 結果的にアウトプットの量が増えるし、無駄なアウトプットが減るので質も高まる
- 誰の課題を解決するために作っているか(我々はなぜここにいるのか)の共通認識ができて、チームで同じ方向を向ける
- そしてチームの雰囲気がよくなり、仕事が楽しい
まとめ
私のチームは、けっこう取り組みのレベル感が同じくらいな人が集まっていて、話がしやすかった。同じ悩みも共有できた感じ。上記のような効果はわたしも感じるんだけども、LeanUXのプロセスだけじゃ本当にビジネス成果につながるっていう証明はまだまだこれからだなぁ、という感じがしています。
次回は8月27日です!