UX戦略フォーラム 2015 fall「メトリクスの探求」に参加した感想など
これについて。
テーマは「メトリクス」ということでUXを「測る」ということについて7人の豪華スピーカーが2日間に渡り講演を行いました。
keynoteスピーカーはMeasuringUという会社の代表を務めるJeff Sauro氏。アメリカコロラド州からのゲストでした。
諸事あり途中途中しか聞けなかった中でも、特に印象に残ったこと箇条書き。
- 計測の基本的な流れをおさらい<仮説立てる→計測の方法(テスト内容)を決める→計測の対象者とタスクを決める→変更前を測る→変更する→変更後を測る>
- 計測といってもGAやユーザビリティテストの手法だけ知っていればよいのではない。適切なサンプルサイズ、データとデータの関連性の理解など、専門性を高めて考えないといけないことがいっぱい。ちゃんと考えないとデータのmisunderstandingが起こってしまう。
- マーケティングの世界でも、伝統的に「ブランディング」といわれていたが一方的な理造像を魅せてついてこいっではなく「顧客ロイヤリティ向上」という考え方へ進化し、NPSという指標が出てきたことでそれらが計測/数値管理できるように変化。
- 従来の顧客満足度では、満足度は測れるがまたその商品を買ってくれるか?ということは測ることができない。(例えば、車はいくら満足度が高くても同じ人が再度買うリピーター率は高いわけではないので、利益予測がたてられない)
- NPSとSUSは「行動」ではなく「態度」を測れることで計測に新たな側面をもたらしたのが熱い(というのをようやく理解)。行動はGAなどで測れる実際の結果。態度は行動に影響をもたらすので、態度を測ることによってどのような行動(=利益にもつながる)が起こるのかを予測することができる。未来を測れる指標であるのがまたすごい。
- CS (Customer Satisfaction) からCRM (Customer Relationship Managaement)からCEM (Customer Experience Managament) へ。CSは点としての顧客課題や不満を解決して、満足度を高めるという視点。CRMは顧客との関係性を管理。購買データを元にしていかに長い間顧客でいてもらうか、単価を高めるかという視点。CEMは顧客の体験を管理。顧客の声を聞き、継続的に顧客の主観的評価を高めるという視点。(NPS/SUSが経営の重点指標へ)
- USではもうUXを重要視して向き合うことは利益につながることが証明されているので、あらゆる企業で当たり前の仕事の仕方になっている。だから取り組み自体を上司に説得しないといけないんです、みたいなことはもう起こらない。
前職の時からから「計測」はずっと課題にあがっていて、手をつけないとなと思いながらも腰が重かった分野。でもビジネス成長には避けては通れない計測。
USの状況を聞いてみたら、ウェブやアプリケーションでUXに関わる職種として大きく2分化していて、UXデザイナーというモノの完成に関わる設計やビジュアルデザインの系統の人と、UXアナリストというリサーチや計測や分析系統の人となっているみたい。いま日本はデータアナリストはいるけど、UX観点でチーム組んで一緒にコラボレーションしてっていうのはまだ盛んじゃないかな?という想像。
組織の「オーケストレーション」という話題が出ていたけども、正にオーケストラのようにいろんな才能を奏でて一つのハーモニーを生み出すようなチームづくりが必要。オーケストレーションという言葉、好きです。
最後に、わたし含めたデザイナーからUXに入っていって、計測やんないとなーって人におすすめっぽいのがJeffの入門者向けの本。(英語しか出てないのだけども。)
あと、マーケティング観点でのUX語られるとこうなるのか!という刺激を受けた本。
世界のIAの権威に触れた1週間でIAについて考えた話
2015年7月13日〜7月15日まで世界のIAの神様みたいなPeter Morvilleをはじめ、数々のIA系カンファレンスで講演しているDan Klyn、南アフリカに住みヨーロッパ中心にEuro IAなどで講演を行うJason Hobbと豪華すぎる3名を日本に迎え、1週間つきっきりになるという大変有意義な経験をしました。イベント運営の方も初経験で色々大変だったし、クリストファー・アレグザンダー建築もとてもよかったし、彼らの日本文化を体験する様子を見てて色々感じたこともあるけど後日。
今日はIAというものについて色々と考えた感じたことと、思い出的に備忘録。
わたしはIAの定義を勘違いしていた
日本のウェブ業界では最近全く「IA(Information ArchitectureまたはInformation Architect)」って言葉は聞かなくなっているような気がしていて、IAっていうのは旧時代のスキルかなとなんとなく思っていた。
数千ページとか、数万ページとかのウェブサイトの大規模構築・リニューアル全盛時代にExcelが固まるような行数のファイルリスト整理したり、ナビゲーションを考えたり、ラベリングを決めたり、どのページをどのカテゴリーに分類するを考えたり、画面の中で要素の優先度をつけて、どの要素をどこに置くか考えたり。
そんな仕事を専門にしている人だと思ってました。
わたしがウェブ業界に入ったのは2008年で、ちょうど大規模構築やリニューアルの仕事が減ってきた頃のように思う。わたしは2件くらいしかそういうプロジェクトに関わったことないし。
時代の移り変わりと共に、プロジェクトの規模は小規模化して、そういうたくさんの情報を整理する仕事ってのは、なんとなくなくなったきたのかなと思ってました。
でも、Information Architectの定義を勘違いしてたのです。
じゃあInformation Architectってなに?
どうやら、上記のような職種の定義は日本独自のようで、世界では(既に)もっとIAを広義にとらえてたみたいです。
Peter Morvilleの著書であるオライリーの通称シロクマ本「Web情報アーキテクチャ」の第4版がこの秋に出るそうですが、タイトルも"information architecture for the world wide web"から"〜for the web and beyond"に変わる通り、ウェブの画面の中にかぎらずに広く広く情報というものを取り扱い、情報とユーザーをつなげる橋渡しのような役割と捉えているそう。
インターネットがeverywhereにもなってきてるし、本来はウェブの世界だけじゃなくサービス全体としてユーザーとの関わり方を考えなくちゃいけないわけで、それが徐々にしやすくなってきていて、最近サービスデザイン論とかも流行ってるなと思うんだけど。
もうもはや全然画面の中の話じゃないし、画面の中だけじゃ高いユーザー価値を提供できないし、IAって、なんか、ここ最近のテーマにしてきたUser Experienceと近しい感じ!ということに気づいたのです。そしてそういう時代に取り扱う情報量って、やっぱ膨大になるのでは。
アメリカのPeter、Dan、そして南アフリカのJasonの3人とも、わりと似たようなことを言っていて、「マーケターが見る課題とデザイナーが見る課題は違うから、それの統合や最適化を行う橋渡しの役割をしよう」とか「正しい質問をして正しい課題をとらえよ」とか「処方箋をあげる人にはならず、何をすべきなのかそしてからどうやってすべきかを考えよ」とか。
ここ数年、ユーザーのインサイトを理解しようとか、調査とかそれの整理とかの手法は色々実験してきてHCD-Netの人間中心設計スペシャリストの資格もとってと取り組んできたのだけれども、アウトプットの価値を高めていくというところは課題を感じていて。
今IAの勉強をするべきなのかなと強く強く感じました。
IAのプラクティスからユーザーインサイトの調査手法に入っていく人、私みたいにデザイナーからちょっとUXをかじって情報整理について学んでいく人、そういういろんな入り方をした人がIAという分野で交わっていっているのが今なのでは?と思った。
クライアントワークのあるあるはUSでも一緒!?
組織の文化を理解して、プロジェクトがいい方向に向かうようにクライアントとワンチームになろう、という話が出たり。(こういうことに携わる人にファシリテーション能力が必要というのはやはり感じる)
クライアント同士はなかなか同意にいたらないとか。
色々課題が明らかになって、やるべきことが出てきたのに、クライアント担当者の権限がサイドバーにしかなかったとか(笑)・・・特にUSの小売店のECサイトだと、ウェブ担当の権限が弱く、マーケティング担当が多くの権限をもっているよう。
Peterに聞いたらそういう時は「明日できること」と、「こうなったらもっといい」という現実案理想案を両方提示して、権限をより多く持っている人に会えるように働きかけるそう。
なんだか海外だからって全然違うってことはなく、けっこう共通なこともあるという印象を受けました。日本にも海外の思想はたくさん入ってくるしね。
色々紹介されてた本で読みたいやつ
ほとんど日本版になってないのが残念。
Classificationの本
エスのグラフィックインタビューの本
組織文化の本
もう一個組織文化の本
最後は佐藤伸哉さんに紹介してもらった「これに全て書いてある」という1997年出版の本。ちらっと佐藤さんのiPhoneに入っていた中身を拝見したけれど、最近よく聞くようなことが全部書いてあった(笑)絶版になってるようでAmazonにも中古なし。いつか読んでみたいなぁ。
2015年5月 長崎旅行記②憧れの軍艦島
ずっと行ってみたかった軍艦島。
長崎に行くチャンスを逃すまい、と絶対立ち寄る場所に入れました。
軍艦島へは個人で上陸することはできなくなっていて、いくつかあるツアー会社の上陸ツアーに参加する必要があります。
今回は東京から「軍艦島コンシェルジュ」の上陸ツアーを事前予約。軍艦島ツアーは3種類くらいあり、他の島に立ち寄るプランを用意している会社もありました。
集合時間にツアー受付の常磐桟橋へ。
世界遺産登録ののぼりがいっぱい。
平日にもかかわらずほぼ満席!1週間前だったけど予約しておいてよかった。
船内の席は自由席なので少し早めに行って並ぶと希望の席がゲットできるかも。1Fは室内、2Fは屋外。
私達は1Fの室内の右側に着席。軍艦島に行く道中にガイドさんが色々説明をしてくれるのですが、見どころが右側の方が多いです。
大きいタンカーや
造船ドック&造船中の大きい船や(造船中の船って初めて見た!)
海に面して建つ教会などなど。
造船ドックの写真を見てもそうですが、全部三菱!長崎は三菱の街?
軍艦島には(たしか)三菱唯一のパチンコ屋さん(!)や三菱唯一の映画館(!)もあったのだとか。みんな三菱の会社員で、三菱の社宅に住んで、三菱がやっているスーパーや娯楽施設でお金をつかうという三菱ワールド。
途中伊王島に立ち寄って、乗客をピックアップしつつ、ガイドさんの話を聞いたりDVDを見つつ、1時間ほどで見えてきたー!!
ふおおおおぉぉぉぉ!!夢に見た軍艦島あぁぁぁ!(心の声)
2Fのデッキにあがってよいとのことだったのでデッキにあがって写真撮る。
本当に軍艦の形している。この日はなんと台風が近づいてて天気が悪く、それがまた雰囲気を出しててカッコイイ。
反対側も回ってくれて、島の外から建物について説明してくれるガイドさん。反対側もかっこいい。この建物がパチンコ屋で〜とか説明してくれてるんだけど、どれがどれだかわかんなかった。
早く上陸!早く上陸!と気持ちははやるんだけど、船の順番待ちでしばし海上で留まる。そしてようやく上陸。
全部で3箇所の見学デッキを約1時間弱かけて回ります。200人近くを一気に誘導するから大変。話を聞きつつ、廃墟にうっとりして写真を撮る。
草木が生えているのがまたなんとも。
後ろに見えるは日本で最初の鉄筋づくりのアパート。
階段かっこいい。
浮いてる階段。ここから穴に入っていって、炭鉱掘っていたらしい。
007や進撃の巨人など撮影場所としても使われていて、注目度あがってるよう。ただし今もどんどん崩れていってるとのこと。
台風などで天気悪いと雨風もダメージだし、波もたくさん入ってくるみたい。
もっと建物に近づけるカナーと思ってたら、見学デッキはけっこう遠く、遠目で見る感じで少し期待はずれ。
滞在時間も短かったけど、たくさんの人が見られるようにするにはしかたないですね。
チャンスがあれば、次回はもっと中に潜入したいな。
**
帰りは謎のじゃんけん大会というアトラクションがあったりw 1時間の船旅だったけど、道中も楽しめました。
軍艦島おすすめ。
2015年5月 長崎旅行記①長崎市内を路面電車に乗ってぶらぶら
お休み中にやりたかったシリーズの母との旅行を叶えました。
嬉野に祖母が住んでいるのですが、祖母に会いに行く+長崎で2泊という旅程。初めての母娘2人旅だし、こんなに長時間一緒に過ごすことは中学卒業以来くらいのレベルでなかったんじゃないかな。
楽しんでくれていたようでなにより。わたしも楽しかった。
長崎はさすが鎖国時代に唯一開かれた港町で、未だに異国情緒ある建物がたくさん残っていたり、外国の文化の影響が見られて、とても素敵な街だった。
ANAで羽田→長崎へ。飛行時間は羽田→札幌より若干長い。着いたらちょっと暑い・・?バスで長崎市内へ向かいます。1時間くらい乗車。
とりあえずお昼ごはんで中華街
ホテルに荷物置いてまずはちゃんぽん、皿うどん食べに中華街へ。横浜のそれとは規模が小さくてかわいらしい。
平日なので人通りは多くてこんなもん。
ちゃんぽんは色々お店がありますがここに行きました。
江山楼 中華街本店 (コウザンロウ) - 築町/中華料理 [食べログ]
ホテルのお姉さんのおすすめ。ここと西湖を勧められて、こっちにしたんだけどもちゃんぽんはちょっと油っぽかったなー。
あっさりが好きな人は微妙かも。皿うどんは細麺のパリパリの方を食べたんだけど、とっても美味しかった!
丘の上に建つ大浦天主堂とグラバー園、そして出島(工事中)
途中で角煮まんじゅうの試食をもらいつつ路面電車に乗り、グラバー園へ。
長崎市内の観光スポットは大抵路面電車で回れるので、5回以上乗る場合は1日乗車券をおすすめします!
長崎は貴重なキリスト教建築物もたくさん残ってる。
ヨーロッパにあるキリスト教建築も荘厳で素敵なんだけど、わたしは日本に残っているあっさりした、奥ゆかしい雰囲気のキリスト教会好き。
建物内は撮影禁止で残念。
長い坂を登ったらグラバー園はもうすぐそば。チケット買って、まずはひたすらベルトコンベアを登るw
今年、世界遺産の登録審査に提出するグラバー園。博物館みたいになってたけど、時間が止まっている感じがして素敵でした。
ちょうどウェディングフォト撮影中のカップルがいたり。確かに雰囲気いいね。
日本の商業に発展したグラバーさん。とても美しい建物、ロケーションにお住まいでした。
続いては出島。江戸っぽい雰囲気が素敵そう〜と思って行ってみたんだけど、思ったよりも小さくてしょんぼり。
建物は全部博物館になっていて、出島での貿易の歴史を色々と展示してます。
長崎がカステラをはじめ、色々なお菓子が作られたのは砂糖が外から手に入りやすかったからだそう。
星空のような長崎夜景鑑賞
夜は「新世界三大夜景」を見に稲佐山展望台へ。ちょうどロープウェイが定期メンテナンス中だったんだけど、ホテルから直通のバスで見に行くチケットを書い移動はかえってらくちん。
確かにきれい。函館のように平地ではなく、丘に沿って光が見える、高低の美しさが長崎の夜景のポイントなんだそう。
星空のようでした。
2日目は軍艦島の話。
旧姓で個人事業を開業しようとしてハマった話
わたしは2年前に結婚して姓が変わっている。
結婚しても旧姓のまま仕事する人は多いと思うんだけど、私もそうで、FacebookやらTwitterやらSlideshareやらオンライン上もほとんど旧姓。
なので、フリーランス始めるときも自然と旧姓のまま仕事したいなと思ったのですが、既に姓が変わった後に開業すると色々めんどくさかったのでメモ。
税務署は旧姓でもOK
フリーランスを始めるときは税務署に「個人事業の開業・廃業届」というのを提出する。
名前を書く欄で、どっちを書けばいいのやら迷ったので、旧姓で仕事したいのですが、、、と職員さんに相談したところ、氏名の欄に「新姓(旧姓)名前」といった風に記入すれば問題ないとのこと。こうすれば請求書や契約書など正式な書類のやりとりや、申告も旧姓でやって良いらしく、取引先の混乱を招かなそうでほっ。
ただし、確定申告の時にわかんなくなっちゃうから旧姓の名義での銀行口座で取引してね、とのことでした。
旧姓の銀行口座は新規に作れない
結婚した時に銀行口座は全部新姓に変えてしまったので、税務署に行った足で銀行に行ったらなんと旧姓での銀行口座は作れない・・・!
偽装口座の問題とか色々あって、本名じゃないと口座は作れないらしい・・・。パスポートや旧姓が載った免許証など、旧姓が確認できる本人確認書類があってもNGとのこと。
銀行に提案してもらったやり方は
- 屋号を旧姓にする
- ちょっと混乱するけど正式な書類は全部新姓にする
1. の屋号を旧姓にするにしても、屋号名だけの銀行口座つくるのって、けっこうややこしく(ある程度取引実績がないとダメだったり)今の段階で作ろうとすると「屋号 本名」と2つ名前がつくことになるので、私みたいなケースだと「新姓名前 旧姓名前」になっちゃってもう何がなんだかw
1日悩んだけど、まぁ最初からそんなにたくさん取引先あるわけじゃないだろうし、説明して理解してもらえばいいかーということで、結局2. でいくことにしました。
税務署は大丈夫?
そういえば税務署に「じゃあ旧姓で正式書類は全部出します。確定申告も旧姓で出します」と言ってしまったので、(しかも職員さんが開業届にしっかりそのことメモしてた)これは変更申請しにもう一回税務署か、、、と思って電話で問い合わせたら、新姓も開業届に書いてあるので、新姓で申告とかしてもらっても大丈夫です〜とのこと。
一安心。
姓の問題ってこういう時にややこしくなるんだなーと。物書きのペンネームみたいなもんかなと思うとWebな業界でも話しやすいかもしれないね。
ということで徐々にお休み終了モードです。
AppleWatchを使ってみて感じたことを徒然と
AppleWatchが木村家に届いてそろそろ1週間。
95%主人が使ってるのでわたしは横で見てることが多いけどそれでも感じたことをちょっと残しておく。徒然と。
雑感
・通知のインタラクションが心地いい
ささやかなバイブ、ベルの音、左腕をあげて確認するという動作。
一連の流れがすごく心理的と身体的に心地いい。
これは、通知バンバン来てもうざいと思わないんじゃない!?ってくらい心地いい。
身体に常に触れてるし、iPhoneより通知に気づきやすいっていうメリットもあるかもね。
・ちょっと何かを確認するのにいい
天気、ステータス、買い物メモなどちょっとしたこと。
あの画面の大きさに収まる範囲内の情報量に限るけど、iPhoneでロックを解除してアプリを立ち上げてというよりも短い動作で呼び出し可能なものはすごくいいと思った。特に次に出てくるけど、Siriちゃんフックにした時。
・Siriを使ったiPhoneとの連動がシームレス
Siriちゃんを起動して「●●について教えて」→iPhoneのロック解除する→Safariで既にGoogle検索されているという感じ。
iPhoneでロック解除して入力して調べる、もしくはロック解除してSiri起動するより圧倒的に早い。これはいい。
・WatchはSiriとの距離が近くなる
なぜかiPhoneでSiriに話しかけるよりも抵抗がない。恥ずかしさがない。
昔からアニメや特撮で腕に巻くグッズに話しかけるシーンを見てきてるからかな?
ちょっとかっこよさすら感じるw
・リモートシャッター機能が意外と使える!?
WatchにiPhoneのカメラを起動してもらい、Watch上に表示されるシャッターボタンを押すとiPhoneのカメラのシャッターが降りる機能。
自撮り棒よりもスマートに自撮りできるのではw
活用の方向性
- iPhoneよりも爽やかで、気づきやすい通知マシーン
- ステータス確認
- チケットとして使う(Passbookや飛行機のチェックイン、Suicaとして)iPhone取り出すのがめんどくさそうなシーンに身につけてるメリットが発揮されそう
- SiriをフックにしたiPhoneとの連動
Watch単体というより、SiriとiPhoneと連動して、よりよい体験に持って行くことを考えていくのが、可能性を感じるし楽しそうかなと思った。
課題
- 立ち上がりの一瞬のもたつき
- 特にSiriちゃんの起動がにぶい
「Hey Siri」といって話しかけ始めるのだが、Hey Siriが通じずなかなか起動しないことが多々ある。
Watchの右側についているクリクリっとしてる方を長押しすることでも立ち上がるんだけどね、話しかけたらかっこよく立ち上がって欲しい - GPSはやっぱり欲しい
ステータス確認として利用するならば、やはりランニング中などなんらかしら活動中に位置の確認や移動距離の記録などを行いたい。
iPhone持っていくのが手間なときに腕に巻くだけのWatchはすごくいいのになぁ〜惜しいなぁ〜という感じ
おまけ:いいなと思ったWatchアプリ
・スマホで発見!たまごっち
その昔一世を風靡したたまごっちの初期バージョンがWatchで育てられる。
iPhoneで育てるよりも、当時の体験に近く感じて、どんぴしゃ世代としてはノスタルジーにあふれる。
・アメミル
雨の接近を鮮やかなAppleWatchアニメーションで教えてくれるらしい。
通知が来て、雨くるわーと思ったら外にでる時間少し遅らせる、みたいな使い方をしてみたい。
仙台〜松島旅行に行ってきた2日目:づんだ餅と松島〜塩竈
2015年4月の仙台旅行の二日目です。
1日目はこちら↓
白石川堤一目千本桜を見て、松島に向かおう!と言ってたのですがなんと震災の影響でいまも鉄道が不通らしく、迂回ルートで行くと3時間かかるとのこと・・・。
泣く泣く桜は諦めて、夕方行くつもりでいたづんだ餅屋さんに朝ごはん代わりに訪れることに。
づんだ餅屋さんはわたしがどうしても食べたくて、念願かなって大満足。
仙台駅から徒歩10分くらいの村上屋餅店さんに。
村上屋餅店 (むらかみやもちてん) - 五橋/甘味処 [食べログ]
小さいイートインスペースとお持ち帰り両方選べます。イートインはお茶付き。
3種類の盛り合わせと迷ったんだけど、強気のづんだ餅一択。
創業130年を超える味は絶品!お餅そのものも、すごくなめらかで味もしっかり感じられて美味しい、美味しい・・・!
もちろんずんだ餡の素朴な甘みも。わたし、ずんだ味好きだ・・・!
この餅屋さん、トマト大福とかちょっと変わったのも扱ってた。地元の人が朝からちょこちょこお持ち帰り買いに来てる様子でした。
来週主人が仙台出張なので、お土産に頼みたいくらい。また食べたい。
電車で松島へ〜瑞巌寺
JRで松島へ向かいます。途中からちょこっと海!
ボックス席で旅情あふれるローカル線に乗りわずか20分くらいで到着。近い!
まずは歩いて瑞巌寺へ向かいました。
歩いてる途中に「津波到達地点」の表示をちょこちょこ見かける。また、建っている家の築年数が浅そうで。新しくてピカピカなのがまた痛々しい。
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まだ本殿は修繕中で特別公開中のところをいくつか見て回りました。
建物も中も雰囲気があってかっこいい。外は暑いのに中は涼しい。
▲屋根のぐるぐるは伊達家の家紋だそう。
石像の大仏と、石の洞窟も圧巻。土の上に落ちる椿もまた美しい。
宝物殿の中にあった、松島の観光地図の変遷に釘付け。写真を撮れなかったのが残念なんだけども、江戸〜明治はいわゆる日本画的な俯瞰された平面図のような地図というか絵図。
昭和あたりから徐々に今風になっていくんだけど、その変遷がなんていうかもうおもしろい。
遊覧船に乗って塩竈へ
日本三景松島、初めて見ました。
天気にも恵まれてすっごくキレイ!!一句読みたくなるのもわかります。
思わずパノラマ。
松島美しかったー。パノラマで記録。天気よくて幸せ。カモメの声もいい感じ。One of the three best views in Japan, Matsushima#japanesescenary
遊覧船はいくつかコースがあるんだけど、私達は移動がてら松島から塩竈へ行く船に乗りました。自動音声のお姉さんが通り過ぎる島々の名前の由来を説明してくれます。
松がたくさん生えているから松島なんだねぇ。カモメも愛でつつ、うとうと・・・。
本当は餌付けイベントもあって、カモメが船を追いかけてくるのが圧巻みたいなんだけど、糞害により餌付けは中止中でした。餌付けしてみたかった。
約50分の船の旅の後はかなりおなかがぺこぺこだったのですぐにお寿司へ。
例のクーポンブックと食べログ情報を総合してよさげだった「しらはた」というお寿司屋さんへ。
奮発して特上頼んじゃいました。
穴子とエビが特に美味しかった!あとは、、、まぁまぁかな?
街歩きしつつ、鹽竈(しおがま)神社へ
不思議なお店を覗きつつ、お寿司屋さんで調べてよさげだった鹽竈神社へ向かいました。
着いたー!と思ったら「これを登るのカァ・・・」という参道。
ちょっと気が遠くなったけど頑張ってのぼる。途中2回くらい休憩。
登り終わったら、神社そのものももちろん美しかったんだけど、なんとあらゆる桜が満開!!
ソメイヨシノも枝垂れ桜も・・・!こんなに同時に咲くことがあるんだろうか。
千本桜見れなかったけども桜バッチリ見られました。週末に来てたら、ライトアップのイベントもやってたみたい。
地元ではお花見名所なのか、桜マップも配ってました。
▲赤い神社に映える
▲海と桜
桜の美しさを感じると日本人だなーと感じるわたし。
桜で満足して帰路へ。久しぶりの女子旅&初メンバーとのふたり旅だったけど不思議なくらい終始リラックスしていて、とっても楽しい旅になった。
またどこか出かけたいな。